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祖父の聖地巡り 私の祖父は、好きの矢印がたくさんある人だった。登山に、バイクに、旅行。ゴルフに、野球に、食べること。 「行きたい」と思った場所があれば、そこへ行く。 「登りたい」と思った山があれば、登りに行く。 思ったことを、思ったままに行動に移す人だった。 そして、人とのコミュニケーションがとても上手な人でもあった。じぃじの周りには、いつもたくさんの人がいた。どんな時も、そこには暖かい心からの笑顔があった。 住んでいる場所が近かった私は、幼い頃からよくじぃじの家に入り浸っていた。マッサージ機に座るじぃじの膝の上に乗り、一緒に見ていた景色を今でもよく覚えている。 植物やことわざに詳しかったじぃじは、毎日の会話の中でたくさんのことわざを教えてくれた。散歩に出れば、道端に咲く植物を見つけるたび、その名前を一つひとつ教えてくれた。 そして毎日のように、私のお腹がパンパンになるまで食べたかを確認してくれた。 「もう入らないよ」 そう言うまで、ばぁばが作った美味しいご飯を、私の口へ運んでくれた。 そんなじぃじが私は大好きだった。 じぃじが亡くなったのは2011年。 その3年前の2008年。 じぃ
視聴回数: 1.2万 回1 か月前
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